大阪万博パビリオンは開幕までに間に合わない?
大阪万博パビリオンが開幕までに間に合わない可能性が指摘されている状況です。
万博パビリオン工事の状況。
— 建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 (@mori_arch_econo) March 29, 2025
1階部分はまったく未完成。
これで2週間後にオープンは不可能だろう。 pic.twitter.com/NwV2a2sNgg
これは建築エコノミストの森山さんが投稿したポストになります。
もともと大阪万博は日本建設業連合会(日建連)が定例記者会見で参加国のパビリオン建設の工期について懸念を示していました。
日本建設業連合の懸念通り予算内での工事完了は絶望的だという意見が建設業界内ではでておりどこが受注するのか?受注できるのかが争点となっていました。実際にテーマ館の入札では不成立が続出して、入札が成立した時には当初予算を大幅にオーバー案件が多数あります。それゆえに万博の開催費用が大幅に上がっています

本来であれば大阪万博という宣伝効果が期待できる大舞台なので受注して企業イメージを上げたいというのが企業の本音だと思います。しかし簡単に受注ができないほど工期と予算が厳しいことが良く分かります。会場建設費も当初予定1250億円に対し2023年秋の時点では2350億円になり運営費も809億円から1160億円にまで跳ね上がっています。その原因は資材や人件費の高騰、円安だけでなく海外パビリオンの建設遅れなどが指摘されていますが、海外パビリオンの建設遅れに関しては万博推進局や推進特別委員会の責任が多いのではないかと思います。

朝日新聞の記事で日本国際博覧会の担当者は工期への懸念について「業者が決まったということは、お金と工期で業者と合意が出来たということ。工期的なところはストライクゾーンに入ったと理解している」と語ったと書かれていますが、国からの後押しとプレッシャーにより受注せざるを得なかった企業があることを考えるとこの発言は無責任な気がします。
無謀な工期、作業の責任はだれがとるのか?
現実的に無理な工期を実現する為にはどうすればいいのか?労働時間を無視、安全管理を無視、施工管理を無視すれば現実的に不可能な工期も見た目だけはクリアできる可能性があります。実際に現場では以下のようなことが起き始めています。
立馬じゃなくて脚立作業、もう1人は足場上じゃなく斜め手摺に立って作業してるし…
— アカウントロック太郎 (@kitamoto_tan) March 29, 2025
安全管理すら出来てないヤバい現場だね…
死人が出ても隠蔽する気満々なんだろうな… pic.twitter.com/FjrplYchuU
立馬ではなく脚立での作業、足場ではなく手摺の上に載っての作業。これに関して普通の現場であればすぐに指摘されますし場合にっては出入り禁止になってもおかしくありません。労災事故が起きれば現場はストップして数日工事ができなくなるのが普通ですが、大阪府が総力を挙げてやっている事業なので事故が起きても隠ぺいするか特別措置で現場を動かすつもりなのかと疑うレベルです。
もし事故が起きても元請けの管理が悪いと元請けにペナルティーを科し、発注者側は責任をとらないのでしょうか?無理な工期を設定しているからこそこういった作業が行われているということはないのでしょうか?私は無理な工期が全ての元凶だと思っています。労働基準監督署はこれだけ大きな現場なのに確認に行かないのが不思議です。
大阪万博開幕まであと10日足らずの現状
4月13日に大阪万博は開幕しますが、この記事公開時点でも延期、もしくは未完成のお詫びなどの告知は出ていません。ということは
●工期が絶望的という話がフェイクニュースなのか?
●徹夜でも突貫作業でもさせて無理やり間に合わせるつもりなのか?
現時点ではまだ何も分かりませんが、4月13日にはハッキリすると思います。

大阪万博公式ブログ https://www.expo2025.or.jp/officialblog
現状を考えると大阪万博に行くのであれば、パビリオンが完成するであろう時期を見越していくのが正解かもしれません。また私は大阪万博に行くとしても必ず決めていることがあります。それはどれだけ暑い時期でも巨石のカーテンの下に入って涼まないということです。

こういった大規模なイベントで作られてるものなので計算はされていると思いますが、巨岩に見える発泡スチロールではなく本物の石を使っています。自然石に穴をあけワイヤーを通している時点で予期せぬ事故が起きる心配をしてしまいますし、ひとつで100kg以上ありそうな巨石を数珠つなぎで通していることも心配してしまいます。
各種計算、各種法令を遵守しているということですが、わざわざ事故が起きれば即死しそうな場所に行く必要もないので私は個人的な危険回避として巨石のカーテンの下に行くつもりはありません。吊り荷の下にいるような気がして落ち着けません。

※石が割れて落下なら運が良ければ助かるかもしれませんが、ワイヤーが切れて全て落ちてきたら助かるイメージがわきません。KY予測は大事です。
話が脱線しましたが、万博終了後に膨らんだ予算の原因追及、赤字の責任、事故が起きた場合の責任。 これらの責任は誰がとることになるのか気になります。特に高額な報酬を受け取っているであろう委員会メンバーの発言に注目します。
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