建設業界の問題

2024年は建設業倒産ラッシュ?パチンコ店の閉店ラッシュから逃げてきたのに転職先の業界も倒産ラッシュとは…

最初に

私が、パチンコ業界から建設業界転職した理由はパチンコ業界自体が衰退していて、近いうちにパチンコ店の大規模な閉店ラッシュが来ると予想したからです。
また勤務していたパチンコグループの社長の馬鹿息子が無能すぎてこの大規模な閉店ラッシュを乗り越えることができないと思ったのが一番の理由です。
案の定、私が退社してから2年半後にその会社はなくなってしまいました。それはそれでいいのですが、

 

転職した建設業界でも倒産ラッシュ?という話になってきましたので今回は建設業の倒産ラッシュについて書いていきます。

 

【建設業に転職したきっかけ】
配管工を目指す前の前職であるパチンコ店管理職時代を振り返る。

建設業の倒産ラッシュが起きている理由

建設業の倒産が相次いている理由については建設コストの上昇が主な理由になります。特にその中で問題なのが

建築資材の価格高騰

鉄や木材、電線、機器類などあらゆるものの値段が上がっています。モノによっては見積作成から1年後には30%近く値上げされているものも珍しくありません。

 

人手不足による人件費上昇

職人、運転手など人手不足で単価がどんどん上がっています。上がらないのは建設会社社員の給料ぐらいでしょう。

 

建設コスト上昇の主な理由はこの2つです。建設費用も施主との価格交渉で上がらない中で、コストだけが上昇しており収益率の低下や人手不足による工期延長が大きな負担になっていると考えられます。

そして2024年になり倒産ラッシュの新たな要因が出てきました。それはゼロゼロ融資の返済です。

ゼロゼロ融資

世界的な感染症対策の為に日本では支援策としてゼロゼロ融資というものが行われました。
ゼロゼロ融資とは、感染症の影響で売上が減少した個人事業者や中小企業に対して、実質無利子・無担保で融資を行う仕組みのことです。特定の条件を満たすことで個人事業主は最大6,000万円、中小企業は最大で3億円が実質無利子で借りられ、返済が滞った場合でも元本の8割あるいは全額を信用保証協会が肩代わりする仕組みになっていました。

建設業に関しては地域の工務店や個人事業主に限れは利用は約43%というデータも出ており、その中の14%で返済が困難というデータも同時に上がってきています。本来であれば2020年時点で倒産予定であった企業をゼロゼロ融資で延命させてしまったゾンビ企業が多数ある為、ゼロゼロ融資の返済が本格的に始まった2024年に倒産ラッシュが起きているという見方があります。

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